・アメリカ横断する長い休みがとれない
・費用が高そうだから躊躇している
・旅行の計画のたて方がわからない
この記事では、横断の日数・費用・ルートを徹底解説いたします。
実際にアメリカ横断した経験をもとに、最短1週間あればアメリカ横断・観光を満喫できる方法を説明します。
また一週間以上の横断旅行を計画している人にも、参考になる内容になっています。
日本からの飛行機の時間を含めて、9日間休みが取れる人なら、車でアメリカ横断することは可能です。
定年退職してからとは言わずに、ゴールデンウィークなどの大型連休で、アメリカ横断を実現できます。
ルート別の距離・運転時間
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横断にかかる日数はスタート地点、立ち寄る都市、1日の運転時間によって、大きな差がでてきます。
各スタート地点から到着地点までの距離・時間を説明していきます。
アメリカ横断で人気のスタート地点は3つあり、ゴールはロサンゼルスが一般的です。
3つのルートの総距離と、一週間で横断するための1日の運転時間を紹介してきますね。
①ニューヨーク–ロサンゼルス
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4500km-5500km
総運転時間 45-50時間
1日7時間/1週間の日程
大都会のニューヨークから出発したい人におすすめ。
ニューヨークは雪が降るので、冬に出発する人は注意が必要です。
雪道の運転に慣れていない人は、雪の降らない時期に出発しましょう。
②シカゴ–ロサンゼルス
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4500km-5000km
総運転時間 30-40時間
1日6時間/1週間の日程
ルート66のスタート地点から出発したい人はシカゴを選びましょう。
ニューヨークの影に隠れていますが、シカゴも大都会で観光名所もたくさんあります。
ただしシカゴも雪が降るので、冬の出発には注意が必要です。
③オーランド–ロサンゼルス
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4000km-4500km
総運転時間 36-40時間
1日5.5時間/1週間の日程
フロリダ州のオーランドはバカンスの町です。
年間を通して温かい気候で、ユニバーサルスタジオとディズニーランドの2大テーマパークがあります。
どちらのテーマパークも規格外の大きさです。
ディズニーワールドは日本のディズニーランドと比べて、55倍の面積になります。
時間に余裕のある人は、テーマパークを満喫してから、横断旅行に出発するのもアリです。
毎日、東京–大阪間ぐらいの距離を走ることになりますが、内陸は渋滞がなく、真っ直ぐな道をひたすら走るので、日本と違い運転はあまり疲れません。また平均120kmぐらいのスピードをだせるので、予想より早く目的地に着くことができます。
アメリカ横断の費用
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1週間の横断で一人あたりの最低限の費用
1人旅 305,000円
2人旅 216,000円
3人旅 186,000円
4人旅 171,500円
※レンタカー/ガソリン/宿/食費/旅行保険/入場料/日本からの往復航空券の全てを含めて計算しています。
※一人あたりの海外旅行保険が3000円、入園料が1万円、日本からの航空券が10万円としています。
一緒に横断する仲間が増えると、レンタカー・ホテル代をシェアできるので、1人当たりの金額は下がります。
あくまでもこれはアメリカ横断の最低金額です。
Pubでお酒を飲んだり、いいホテルに泊まると、金額はとうぜん上がります。
車の費用、宿泊費、食費の内訳を詳しく説明していきますね。
車の費用
レンタカー
4-5人乗りの車 1日あたり5000〜6000円(スタンダードな保険付き)
レッカー代・ロードサービスのついたオプションの保険は追加で1000円払えば、つけることができます。
また借りた場所と違う場所に返却する費用として、7万円払う必要があります。
全て含めて一週間あたり”115,000円”
4人で割れば1人あたり、”28750円”とかなり安く済みます。
6500円×日数+7万円=旅のレンタカー代
ガソリン
アメリカは都市によってガソリン値段に大きな差がありますが、だいたい日本より30-40%ぐらい安い金額で給油できます。
日本のリッター表示ではなくガロンが使われています。1ガロンは約3.8リットルです。
また給油はレギュラー、プチハイオク、ハイオク、軽油(ディーゼル)があります。
レンタカーで一般的な車種を借りるなら、レギュラーを選びましょう。
燃費が12km/1ℓの車を運転した場合、600kmで40ドル(4500円)ぐらいです。
寄り道をあまりせず、アメリカ横断した場合のガソリン代は約3万円です。
宿泊費
アメリカのホテルは人数ではなく、一部屋あたりの値段なので、泊まる人数が多いほどお得に宿泊できます。
宿の予約は基本的に前日、または当日で大丈夫です。ネットで簡単に予約できます。
モーテル
アメリカ映画でおなじみの最低限の設備の宿です。1泊あたり約40$〜70$。
1週間(6泊7日)でアメリカ横断した場合、約33000円。
4人で割ると、1週間の宿泊で1人あたり約8250円です。
モーテルは部屋の多くがツインルームです。
4人だと1つのベットを2人で共有することになるので、1人1つ使いたい場合は2部屋にすべきです。
基本的な設備は、冷蔵庫/電子レンジ/ユニットバス/エアコンorファン/タオル/石鹸
またモーテルによっては簡単なモーニングが付いています。
アメリカ横断を一週間でする場合は、宿にいる時間はわずかなので、モーテルで充分です。
部屋の入り口前に車をとめられることも多く、荷物の出し入れが楽にできます。
(5500円×日数÷人数)× 使う部屋数 = アメリカ横断のモーテル代
ホテル
ホテルの値段はピンキリです。
150ドルぐらい払えば、泊まれるホテルを見つけることができるでしょう。
モーテルより、もっと綺麗で安心して泊まりたい方はホテルにすべきです。
同様にホテルも部屋の料金だけなので、割り勘するとお得です。
食費
食事が横断の1番問題になってきます。
最初の3日ぐらいは良いのですが、さすがに外食ばかりだと飽きてきます。
アメリカはどの街に行っても同じようなチェーン店が並んでいて、その多くがファストフードです。
ぼくは北米横断を2度したことがあるのですが、2回目の横断には炊飯器を持って行きました。
子連れだったこともあり、すごく重宝しました。
スーパーで購入
スーパーで購入すると、1食500〜1500円ぐらいです。
外食に飽きたらスーパーで買うことがオススメです。
キッチンの付いている宿は少ないので、お惣菜・インスタント食品・冷凍食品などを購入することになります。
日本では見かけない食材を食べられることは、旅の思い出になります。
ぼくは毎晩違うビールを飲むことを楽しんでいました。
ファストフード
1食600円〜1200円ぐらいが相場です。日本より少しだけ高いです。
ハンバーガーやフライドチキンだけでなく、タコス、ブリトー、ケバブのファストフード店もあります。
一般的なレストラン
レストランの費用は一人あたり2000〜5000円ぐらいになります。
レストランは約20%のチップが必要なので、割高になっていしまいます。
またお酒を飲めば、さらに高くなります。
道路上の注意点
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高速道路
都市部を除き、ほぼ高速料金は無料です。
高速道路の最高速度は時速89km〜136kmまでと州によってばらつきがあります。
内陸地域では、多くの車が時速130kmぐらいで走っています。
交差点
アメリカの交差点は、基本的に赤信号でも右折できます。
しかし「NO TURN ON RED」の標識があると、右折はできません。
マイル表示
車の速度メーター、標識の目的地までの距離など、全てがマイル表示です。
1マイルが1.6kmです。なので100マイルは160kmになります。
大谷翔平がボールを投げるスピードが、だいたい100マイル(160km)です。
事前に準備することは?
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事前に準備するべきことを説明します。
服などの持ち物は国内旅行と変わらないので、省略しています。
レンタカーの予約
事前に空港から乗車できるレンタカーを予約しておけば、スムーズに出発できます。
ホテルは現地に到着してから予約しても、間に合います。
心配な人は1日目と最終日のホテルの予約をしていくことをオススメします。
海外旅行保険に入る
横断旅行では予測不可能な事態が起こることがあるので、海外旅行保険に入ることは必須です。
安心・安全に旅行するためには保険は重要です。
旅行保険をケチって、ビクビクと旅をしていては楽しめませんしね。
クレジットカード
日本ではクレジットカードを使わない人でも、海外旅行では必需品です。
両替は最低限にして、クレジットカードで払うほうがお得で便利です。
カードはVISAかMasterの二択です。JCBはあまり使えません。
スキミングなどの被害が怖い人は、レシートをきちんと保管しておけば対処できるので、心配する必要はありません。
また盗まれたとしても、カードは保証が付いているので安心です。
現金は盗まれたり、落としたりすると、戻ってくることはありませんから。
万が一に備えて、カードは2枚持っていくことをオススメします。
2枚のカードを別々の場所に保管しておけば、1つ紛失しても代わりを使えます。
GoogleMapで地図をダウンロード
GoogleMapアプリで地図をあらかじめダウンロードしておけば、オフラインでも表示でき、ナビもしてくれるので大変便利です。
また行きたい観光名所なども事前に登録しておくことができます。
日本でダウンロードし忘れた場合でも、宿のWi-Fiを使うことができます。
ポケットWi-Fiを借りていく必要はありません。
持ち物はクレジットカード・パスポート・スマホだけあれば、とりあえずはOKです。忘れ物をしたら、現地で買えばいいのです。
まとめ
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この記事をまとめると
3つの横断ルート
- ニューヨーク-ロサンゼルス
- シカゴ-ロサンゼルス
- オーランド-ロサンゼルス
最低限の1人あたりの費用
- 1人旅 305,000円
- 2人旅 216,000円
- 3人旅 186,000円
- 4人旅 171,500円
事前準備
- レンタカーの予約
- クレジットカード
- 海外旅行保険
- GoogleMapのダウンロード
あまり費用や日数をかけずにアメリカ横断を実現できるので、「定年退職してから、アメリカ横断するんだ」と考えている人は、近いうちに挑戦することも検討してみてください。