ぼくは、妻と1歳の子供を連れて、2018年9月から約20日間かけてバンクーバーからトロントまで車で横断しました。
実際の経験をふまえて説明していきますね。
・車でバンフ・ジャスパーを爽快ドライブ【見どころ8選】
横断ルート
3つの横断ルートを紹介していきます。
1、バンクーバー〜モントリオール
発着点が大都市ということもあり、1番人気の横断ルートです。
バンフ・カルガリー・ウィニペグ・トロント・オタワという観光客に人気のある都市によることができます。
バンクーバーやモントリオールの空港は海外路線も多いので、日本から行く場合でも便利なコースになっています。
2、ビクトリア〜セント・ジョンズ
カナダの端から端まで制覇したい人向けのルートです。
ビクトリアはバンクーバー島、セント・ジョンズはニューファンドランド島に位置しているので、アメリカ大陸に渡るにはカーフェリーを利用することになります。
旅行期間も長くなるので、時間とお金に余裕のある人にむいています。
3、バンクーバー〜トロント
ぼくたちが横断したルートです。
バンクーバーから出発してアメリカを経由し、トロントにゴールしました。
当初の予定ではウィニペグから東に行く予定だったのですが、あまりにもカナダ内陸が退屈だったので、南下してシカゴに向いました。
カナダにこだわりがない人は、アメリカによるのもアリだと思います。
ぼくたちの詳しいカナダ横断の記事がありますので、ぜひ読んでください。
横断費用
カナダ横断での費用を3つに分けて説明します。
- 車の費用
- 宿泊費
- 食費
車の費用
レンタカー
バンクーバー空港出発-モントリオール空港到着で2週間のレンタカー料金を調べてみました。
こちらは2021年7月時点のスタンダードタイプの料金です。
日本円で約20万円。
内訳↓
基本料金は1580ドル。
Unlimited Kilometresは含まれているので、どれだけ距離を走っても追加料金は無しということです。
高級車などは、決められた走行距離を超えてしまうと追加料金がかかることがあるので、注意してください。
さらに空港発着の追加料金、乗り捨て料金、税金などがかかります。
基本的な保険は料金に含まれるのですが、
Damage Waiver(車両の盗難・破損の免責額外の補償)はオプションで付けることになり、2週間で約400ドルです。
レンタカー代を安く抑えたい人は、アメリカでレンタカーを借りることも検討しましょう。
実はアメリカの方が安く借りられるのです。
西海岸のシアトルや東海岸のボストンは、カナダと近いので、アメリカ発着でも旅程にはさほど影響ないはずです。
ガソリン
州によって価格は違うのですが、2021年7月時点のオンタリオ州のレギュラーガソリン価格は136.7/リッターです。
日本円にして、約123円
日本より少し安く給油できます。
宿
日本と比べて、カナダは宿泊費が高いです。
二名一室の料金は
ビジネスホテル 約1万円〜
ホテル 約2万円〜
またバンフなどの観光地、大都市のトロント・バンクーバーのホテルは、特に高くなっています。
食費
日本と比べて
- スーパー 1.5倍
- ファストフード 1.5倍
- レストラン 2倍
ぐらい高いです。
レストランは20%ぐらいのチップを払うことになり、さらに割高になります。
外食ばかりだと飽きてしまうので、ぼくたちはカナダ横断に炊飯器を持参しました。
日本人は、ごはんと味噌汁さえ確保できれば、食に関しては何とかなりますよね。
【バンクーバーからトロント】カナダ横断での3食内容を公開【1歳娘と妊婦】
カナダ横断の注意点
交通ルール
基本情報
左ハンドル・右側通行・全ての席でシートベルトの着用が義務
高速道路
高速道路の制限速度は80-100キロ。
基本的に料金は無料ですが、トロントの”407 Express Toll Route”は有料で、後から請求されます。
交差点
カナダの交差点は、基本的に赤信号でも右折できます。
ですが、こういった看板や「NO TURN ON RED」の標識があると、右折はできません。
季節
カナダ横断に最適な季節は6月〜9月の間です。
カナダは春先でも雪の降ることがあるので、なるべく雪の期間は避けるべきです。
どうしても夏に横断できない場合は、スノータイヤを装着しましょう。
時差
カナダでは西から東に進むにつれて、時計の針が進んでいきます。
またサマータイム(3月頃〜11月頃)の期間は1時間早まります。
しかしサスカチュアン州は導入していないことも、頭に入れときましょう。
旅の準備
日本から行く場合のカナダ横断の事前準備は
- 航空券の購入
- レンタカーの予約
- 海外旅行保険の加入
- クレジットカード(VISA・MasterCard)の申請
です。
これさえ準備しておけば、安心してロードトリップができるでしょう。
カナダでは、ほとんどの店でカードが使えるので、多くの現金を持つ必要はありません。
クレジットカードは必需品なので、予備も含めて2枚以上のカードを持っていくと安心です。
最後に
車で横断することで、カナダの広大な自然を感じられます。
なかでもバンフは最高です。
ぼくたちはバンフを旅の序盤に見たことで、その他の自然を見てもあまり感動しなくなりました。
なので、バンフをピークにもっていきたい人は、東から西へと移動するルートがオススメです。
アメリカ横断の記事↓