商用利用権つきNFTとは
商用利用権つきNFTの魅力を知りたい
実例を教えて欲しい
この記事を読むと、商用利用NFTのメリットや実例を知ることができます。
NFTを200作品以上所有している筆者が丁寧に解説していきます。
商用権付きNFTとは?
商用利用権付きNFTとは、NFTホルダーが、そのNFTを商用利用することができる権利があるということ。
NFTはデジタルコンテンツの所有権を示す技術であり、商用利用権付きNFTの登場は既存の著作権やライセンスの問題を解決することにも繋がります。
クリエイターにとっては新たなビジネスモデルを提供し、ビジネスにとっては、ブランドイメージや製品のデザインに、新たな可能性をもたらします。
商用利用権付きNFTの魅力はなに?
商用利用権付きNFTには、クリエイター、ビジネス、投資家の視点から、多くの魅力があると言えます。
3つの魅力を解説してきます。
1、クリエイターにとっての魅力
クリエイターにとっては、制作したNFTに商用利用権をつけることで、主に2つのメリットがあります。
- 商用利用における著作権の問題をクリアにする
- 作品をより広く世界に発信できる
特に個人クリーターは、自分の力だけで作品を広めるのには限界があります。
商用利用をつけることで、作品がさまざまな用途に使用できるため、世界中に広がる可能性があります。
また、NFTホルダーとの交流を通じた作品全体の価値向上が期待できます。
2、ビジネスにとっての魅力
デザインが気に入ったNFTが商用権付きの場合、そのデザインを使用してビジネスを始めることができます。
LINEスタンプやTシャツなど、利用方法は多岐に渡ります。
また、企業の場合は、広告や商品デザイン、Webサイトなどの商用利用に利用することもできそうです。
これによって、商品やサービスに付加価値をもたらすことができ、ブランド価値を向上させることにも繋がります。
ただし、NFTによって利用条件が決まっているため、商用利用をする人は購入前に確認しておきましょう。
3、投資対象としての魅力
NFTのユーティリティ(特典)といえば、他のNFTがもらえる、コミュニティへの参加権などがありますが…
商用利用権付きNFTは、かなり大きなユーティリティだと感じます。
NFTを商用利用する人が増えるほど、そのNFTコレクションのブランド価値が上昇する可能性をもっています。
このため、長期的な投資対象としても魅力的です。
ただし、価値が上がるかは、そのコンテンツがどのような需要を持っているかによって大きく左右されます。
代表的な国内の商用権付きNFT
日本の商用権付きNFTを4つ紹介します。
- Shikibu World
- CryptoNinja Partners
- BOSO Tokyo
- 鷹の爪団
今回紹介するNFTは、全てジェネラティブNFTになっています。
下記で紹介する商用利用できるNFTは、全て一点ものです。
世界に一つだけのデザインを、商用利用できます。
それぞれ説明してしていますね。
1、Shikibu World
Shikibu Worldは、大ヒットキャラクター「しきぶちゃん」のジェネラティブNFT。
しきぶちゃんは愛らしくユニークなデザインで、SNS/YouTube/TikTokの総フォロワー数100万人を超える人気ぶり。
- じゃがりこ、ココナッツサブレのパッケージに起用
- TV番組への出演
- 長崎県警察の「防犯あるある大使」
などなど、すでに超知名度のあるキャラクターです。
Shikibu Worldは、しきぶちゃんがリーゼントだったり、羽が生えていたり、ビキニを着ていたり、熊の被りものをしていたり…
しきぶちゃんが色々な姿になった、10000点のユニークNFTコレクションです。
名称 | Shikibu World |
発売日 | 2022年12月11日 |
Mint価格 | 0.001ETH |
総数 | 10,000 |
チェーン | Ethereum |
公式サイト | https://shikibuworld.com/ |
OpenSea | https://opensea.io/collection/shikibu-world |
https://twitter.com/Shikibu_nft | |
Discord | https://discord.gg/charadao |
2、CryptoNinja Partners
クリプトニンジャパートナーズ(CNP)は、国内最大の時価総額を誇る、22,222体のNFTコレクション。
NFT界でもっもと影響力のあるイケハヤさんがアドバイザーになっていることも、長期的に期待できます。
CNPは、商用利用権がフリーなので、多くの派生プロジェクトが生まれているのが特徴です。
かなり高価なNFTですが、購入するメリットは大きいと思います。
名称 | CryptoNinja Partners |
発売日 | 2022年5月 |
Mint価格 | 0.001ETH |
総数 | 22,222 |
チェーン | Ethereum |
OpenSea | https://opensea.io/ja/collection/cryptoninjapartners |
公式サイト | https://www.cryptoninja-partners.xyz/ |
https://twitter.com/cnp_ninjadao | |
Discord | https://discord.com/invite/ninjadao |
3、BOSO Tokyo
BOSO TOKYO(暴走東京)は「暴走族×サイバーSF」がコンセプトの総数10000点のジェネラティブNFT。
NFTホルダーは、メタバース世界で使用できる3Dアバターを手に入れることができます。
ガンダム/スターウォーズ/マクロンの制作に携わった経歴のある「天神英貴氏」がデザインしています。
すばらしい経歴のあるクリエーターの作品を、一般の人でも商用利用できるのは、NFTならではです。
名称 | BOSO TOKYO |
発売日 | 2022年8月 |
Mint価格 | 0.4ETH |
総数 | 3,416 |
チェーン | Ethereum |
OpenSea | https://opensea.io/collection/bosotokyo-official |
公式サイト | https://www.bosotokyo.com/ |
https://twitter.com/BosoTokyo | |
Discord | https://discord.com/invite/boso-tokyo |
4、鷹の爪団 NFT
世界征服を目論む悪の秘密結社の「鷹の爪団」もNFTコレクションをリリースしました。
鷹の爪団の4つの有名キャラクターのジェネラティブNFTです。
この吉田くんは、頭にカタツムリがのったデザインで、なかなか独創的なデザイン。
他の主要なキャラクターも、さまざまな色やパーツをとりいれています。
鷹の爪団はすでに多くのファンを獲得しているため、日本でもっとNFTが広がることで、さらに価値が上がる可能性があります。
名称 | TAKANOTSUME-DAN-NFT |
発売日 | 2022年12月 |
Mint価格 | 0.06ETH |
総数 | 2,500 |
チェーン | Ethereum |
OpenSea | https://opensea.io/ja/collection/takanotsume-dan-nft |
公式サイト | https://takanotsumedan.com/ |
https://twitter.com/NFT_TAKANOTSUME | |
Discord | https://discord.com/invite/takanotsume-nft |
実際に商用利用している例
NFTホルダーになり、商品を制作して販売している人も増えています。
お菓子のデザインに利用
これはあまり知られていないのですが、ShikibuWorldを50点所有していると「しきぶちゃん」を商用利用できます。
その特典を利用して、ケーキ屋さんが「しきぶちゃんのマカロン」を発売しています。
なんと!!
ケーキ屋さんがSKBユーティリティを活用して『しきぶちゃんのマカロン』を発売‼︎#SKBfanfic #SKB pic.twitter.com/oOuT6iAUiw
— ブソン🔥BUSON (@BUSON2025) March 10, 2023
自分のビジネスに、大人気キャラクターを使用できます。
執筆時点のSKBの価格は0.24ETH。日本円で44000円
50点揃えると、およそ220万円ぐらい。
これから、企業がどんどん活用していきそうですね。
ステッカーを販売
トトさん(@totowaenjineer)さんは、CNPのキャラクターを使用して、ステッカーを販売しています。
伊賀キャラのステッカー販売開始📢
先着22セットは限定ステッカープレゼント🎁キャラクターのデザインはリツ先生(@rii2_4)なので心配ありません😂ステッカーのクオリティはハンドメイド歴2年の妻がていねいに作ってます✂
この機会に手に入れてみてください。
— トト@CryptoNinja・CNPステッカー販売中 (@totowaenjineer) February 17, 2023
衣類のデザインとして利用
GORIRIDER(@gori_rider)さんは、暴走東京NFTのデザインで、パーカーやTシャツをオンラインショップで販売しています。
BōSō CREWDESIGN
初 -GENESISI- 代 HOODIEhttps://t.co/8x5qsC53300.07ETH⚡️#BOSOTOKYO #BOSOCREW #暴走東京 #NFTs #最狂コミュニティ https://t.co/d6EOGqgWMV pic.twitter.com/Vk3sfS5k4K
— 𝘽 Ō𝙎 Ō 𝙂𝙊𝙍𝙄𝙍𝙄𝘿𝙀𝙍 ⚡️ (@gori_rider) January 9, 2023
SNSのキャラクターとして利用
商品制作としては少し違いますが、こうパパさん(@koupapa_web3)さんは、SNS発信のキャラクターとして利用してShikibu World NFTを活用しています。
このように広告塔として、キャラクターを使用する人も増えそうです。
商用利用権付きNFTがもたらす未来とは?
クリエイターは商用利用できるNFTを発行することで、知的財産権を保護し、コミュニティを形成し、キャラクターを広げる活動を促進することが期待されます。
商用利用権付きNFTの活用は、芸術分野だけでなく、様々な分野で広がってきています。
例えば、音楽業界では、アーティストが自身の楽曲の使用権を直接管理し、新しい収益モデルを生み出すことができます。
また、不動産業界では、物件の所有者が商用利用権付きNFTを発行することで、物件の利用権を管理することができます。
これにより、分散型の取引が促進され、より公正で透明な市場が形成されることが期待されています。