夫婦

「夫をたてない」ことが夫婦円満の秘訣!

Kumi(妻)です。

世の中には、

  • 夫をたてましょう
  • 褒めて、良い気分にさせましょう
  • 家事・育児を「やってくれ」たら、必ずお礼を言い、褒めて、次からもやってもらいましょう

といったようなアドバイスがありますが、こんなものはくそくらえ、と思っています。

こんな私ですが、夫には愛されているし、仲が良い夫婦です。こちらの記事に詳しく書いています。

この記事では、なぜ「夫をたてる」ということが意味が無いどころか悪い方向に向かうだけなのか、ということについて書きます。

うちの家庭ではどうしているのか

うちのポリシーは「家庭内完全男女平等」です。

世間のアドバイスには反して、

  • 夫をたてましょう→一切、やりません。
  • 褒めて、良い気分にさせましょう→一切、やりません。本当に「すごい」と思った時だけ「すごいね」と言います。友達への対応と同じです。
  • 家事・育児をやってくれたら、必ずお礼を言って褒めましょう→私ができないことや、私のことを思いやってしてくれた行動に気づいたらお礼を言います。しかし、やみくもにお礼は言いませんし、褒めるのは、本当に「すごいな」と心から思ったことだけ言います。

夫であるTakeが書いた記事にも、どんな感じかが書かれていますのでどうぞ。

会社に当てはめて考えてみよう

会社に当てはめてみると、夫とは「一緒に家庭を築き、(場合によっては)子どもを育てていくプロジェクトのチームメイト(同僚)」の関係だと言うことができます。

そういうふうに当てはめたとき、上記のような世間のアドバイスが、いかにおかしいか、わかると思います。

本当にそのプロジェクトをうまく行かせたい、と思っていたら、同僚をおとしめることもしないし、逆に必要以上に褒めるのもおかしい。

ちょっと自分の仕事をした同僚に対して

すごい!こんなことやってくれたんだ!ありがとう!

って言いまくるのって、かなり違和感がありますよね?

なぜ違和感があるのか。

それは、同僚とは「対等の関係」だから、ではないでしょうか?

逆にいうと、なぜ夫に対しては「ほめたり、お礼を言ったり」ということが必要なのでしょう?

  • 夫のほうが上だと、思っているから(夫も、妻も)
  • 家事・育児は妻の仕事だと思っているから(夫も、妻も)
  • 仕事をしてお金を家に入れる人がえらいと思っているから(お金の崇拝)
  • 夫婦関係をうまく行かせるには、けんかをしないことだと、「妻が」思っているから

といった理由が考えられます。

しかし、それは間違いです。

「夫(男性)のほうが上」というすりこみがある

ほぼ全員の女性にこんなすりこみがある

現在、日本に生きている女性で、無意識であっても「女性のほうが上」と思っている人は、いないでしょう。

それだけ、隅から隅まで「すりこみ」「洗脳」があると思います。

「上だ、下だ」という言葉では思っていないかもしれませんが・・・

  • 重要な事項(住む場所、仕事の内容、子どもについて)の最終決定は、夫がするべきだ
  • 夫が仕事から疲れて帰ってきたら、家事・育児をさせるべきではない
  • 夫のほうが年収が私より高いから、逆らえない
  • 夫の仕事のつきあいや、飲み会に反対するのは、良い妻ではない
  • お正月に夫の実家に行ったら、家事の手伝いをしなければいけない
  • 友人の夫が家事・育児をやっているという話を聞くと「良い旦那さんだね」と言う
  • 結婚したら、女性が苗字を変えるのが当たり前

というように、言葉は色々ですが、こんな感じのことを(無意識にでも)思っている妻がほぼ全員でしょう。

「いや、私はそんなことは思っていない!」と思うかもしれませんが、例えば、夫が会社に遠い場所への転勤を命じられて帰宅してきたらどうでしょうか。その場所に、妻が行きたくない場合です。

保守的な妻であれば、そのまま従って一緒に行くでしょうし、妻が強い場合でも、せいぜい夫が単身赴任になる程度ではないでしょうか。

「そんな場所へ行かせる会社なんて、今すぐ辞めてほしい」

と言う妻がどれくらい居るのか・・・

男女を逆転させて考えてみる

「そんな大げさな!」と思いますか?

しかし、男女を逆転させて考えてみたらどうでしょう?夫婦で、妻のほうが転勤を命じられた場合です。

夫が仕事を辞めて、妻についていくケースはレアだと言えるでしょう。妻が仕事を辞めるか、別居婚という形で続けるか、のどちらかがほとんどです。

夫が「そんな場所へ転勤したら、俺の仕事が困るから、辞めてほしい」というセリフは世間的にも受け入れられていますが、逆のケースがあれば、「ひどい!!そんなこと言う?!」と、妻が避難されることが多いでしょう。

実は私も、友達が、子どもを連れずに飲み会やランチに来たときに「子どもはどうしたの?」って聞いて「旦那が見てくれている」と返事がかえってきたら「良い旦那さんだね」と、お決まりのようなセリフを発してしまっていました。

でも、ある時に「これっておかしい」と気づきました。夫と妻を逆にして考えたら、夫が一人だけで飲み会に顔を出しても「今日は子どもはどうしたの?」と聞かれることすらない、ということに気づいたのです。

それに気づいて以来、そういったセリフは絶対に言いません。

その後、私も、仕事の付き合いで会った年配の男性に「今日は子どもはどうしたの?」と聞かれ、「夫がみています」と返事したら「えー、そうなんだ、旦那さん、えらいね」と言われたことがあります。

それに対して「いや、でもそのセリフは男女逆転したら言わないですよね。おかしいですよね?」と言ってしまいました。

その人は目を丸くして、「あっ、あぁ・・・そうだね、うん」としらけた顔になり、その場はシーンとなりました。

仕事上でも今後付き合っていきたい、とても良くしてくれる人ではありましたが、「おかしいものはおかしい」と主張できたのは、今では良かったな、と思っています。

男性は、こういった男女平等系の「正論」を言われると、かなり嫌がります。特に年配の人は。

まぁそりゃそうですよね、「正しい」から反論の余地がないけど、自分の立場を脅かされるから、まったく愉快ではない。

一般的に、こういった発言をする女性は「可愛げがない」などと言われます。しかし、その発想自体がおかしいですよね。実力主義のはずのビジネスで、なぜ「可愛げ」が関係してくるのか。

もちろん礼儀正しく、とか笑顔でコミュニケーションをとる、とかは必要ですし、最低限の小綺麗さはあったほうが、男女ともに高感度が高いです。

しかし、「可愛げ」という言葉には、そういったこととは関係のないニュアンスを感じます。

この辺のところを書き始めたら、夫婦関係から話が逸れてしまいそうなので、また別の機会に。

「夫のほうが上である」と、「妻が」思っている

このように、この洗脳は本当に隅から隅まで世間一般に広ーく行き渡っているので、なかなかその考えをくつがえすのは難しいです。

「私は古い人間じゃないから、夫をたてていない」と自分で思っていたとしても、上で言ったような

  • 重要な事項(住む場所、仕事の内容、子どもについて)の最終決定は、夫がするべきだ
  • 夫が仕事から疲れて帰ってきたら、家事・育児をさせるべきではない
  • 夫のほうが年収が私より高いから、逆らえない
  • 夫の仕事のつきあいや、飲み会に反対するのは、良い妻ではない
  • お正月に夫の実家に行ったら、家事の手伝いをしなければいけない
  • 友人の夫が家事・育児をやっているという話を聞くと「良い旦那さんだね」と言う
  • 結婚したら、女性が苗字を変えるのが当たり前

これらに対して、特に強い抵抗感がなくて受け入れているとしたら、それは「夫をたてている」ってことなんです。

「夫が仕事から疲れて帰ってきたら、家事・育児をさせるべきではない」というようには頭で考えていないかもしれませんが、夫が疲れた様子で夜10時に帰ってきてすぐに「帰り遅かったね、私のごはんは?食器洗いも貯まってるんだけど」と言う妻は、居ないでしょう。

しかし、夫が妻に対して同じような発言をすることは、あり得ます。

「男性も家事・育児をやるべき!」っていつも言っている私の姉なども、私が「先週末、夫が子どもたちを実家に連れていって、私は家で1日仕事してた」と言った時は「えぇーっ?それ大丈夫?!」っていう反応でしたから。(今では姉も私たちの行動に慣れちゃってますけどね)

しかし、しつこいようですが、男女逆だと普通にあり得ますよね。むしろ、「旦那さん、お仕事大変ね」とかなんとか、言われるはずです。

常に、「男女が逆転したらどうかな?」って考えてみてほしいです。

「男女が逆転したら、かなりおかしい」ってことが、日常にあふれているはずです。

夫もこれについて記事を書いています。

一番の問題は、「妻が」「女性が」こういった考え方をしている、ということなんですね。

結婚して生活を始めたら、いつのまにか気づいたら家事の大半は妻の担当になっていた、というケースがほとんどですが、これは、妻が「家事は妻がしなければならない」と考えているからです。もしくは、妻が世間の目を気にしていることもあるでしょうね。

妻のほうが普通は結婚生活や家庭運営については強い思いを持っているので、妻の立ち回り方によって、夫婦関係は変わってきます。これについては後で書きます。

「夫をたてる」ことの弊害

夫がつけあがる

「つけあがる」という言葉は強すぎますかね?

じゃあ、「調子に乗る」はどうでしょう?(←同じ)

とにかく、男性はカンタンに調子に乗る生き物です。

まぁ、男性だけとも言えないかもしれません。女性だって、同じ立場だったら、同じように調子に乗るかも。

  • 家に帰ると上げ膳据え膳で、好きなことだけやっていれば良い。面倒な家事・育児はほとんどやらなくても良いし、ちょっとでもやったらみんなに褒められる。
  • 実家には好きなだけ帰れるし、誰にとがめられることもない。お正月は仕事が休みの上に、実家でごろごろできる。サイコー
  • 何か気に入らないことがあると、不機嫌になったら、だいたい妻や子どもは従ってくれる。
  • 飲み会は誘われてもすぐに行けるし、帰りの時刻も気にしない。
  • 苗字を変えるなんて面倒なこと、するなんて考えたこともない。
  • 義両親との付き合いは、面倒だから最小限にしたいし、それが当たり前だから誰にとがめられることもない。

こんな立場だったら、誰でも調子乗りますよねー。

稀に、そういう立場でも、妻に尊敬の念を忘れず、対等な立場として接している夫も存在しますが、まぁレアでしょう。

「いやいや、夫は家族のために働いている」とかいう主張もありますが、私からすると真実はこうです。

  • そもそも、家族が居なくても働いてるはず
  • 普通に高卒や大卒の男性であれば、家族4人が食べていけるくらいのお給料は別に格段の苦労をせずとも稼げる
  • 家事・育児よりも仕事のほうが絶対にラク(これには色々理由があります)

しかし、こういったことはあまり世間的には言われて(知られて)ません。まだまだ男性が優位な社会であるという証拠ですね。

「男は外で戦っているんだ!」とか「お金を稼ぐのは大変だから、毎日仕事に行くのはえらい」とかいう価値観は、すべて男性社会によって(つまり昭和オヤジたちによって)作られた価値観です。

妻が幸せを感じない

「夫が調子に乗る」ということは、自然と夫婦の間で上下関係が出来上がっていく、ということです。

いや、「自然と」というのは違いますね。他の誰でもない、「妻が」そのように仕向けているのです。

だって、夫からしてみたら妻が「私は下です」とみずから言ってくれているようなものなので、「じゃあそういうことにしましょうか」ということで(無意識ですが)夫婦関係が出来上がっていくわけです。

そして、上下関係が出来て、「下になった」妻のほうは、そこで喜びを感じるということは少ないのではないでしょうか?

繰り返しますが、対等の立場として、敬意を持って接してくれる夫であれば幸せでしょうが、そのような男性はかなり少ないです。

明らかに見下したような発言はモラハラなので論外としても、「男性の(仕事の)都合には、妻は従って当然」というような空気が出来上がってきます。

このことにより、妻は生活や人生の色々な場面で、「諦める」ということが生じてくるでしょう。

  • 子どもが小さいうちは家事と育児が忙しすぎて自分の時間がない
  • 自分自身のキャリアを追求できない
  • 住みたい場所に住めない
  • 自分のやりたいと思ったこと(仕事や趣味など)を思いっきりやれない、または夫の許可を得なければいけない
  • 飲み会や旅行はもちろん、仕事の出張もしづらい
  • 新築の家を建てても、自分の部屋はない(夫の「書斎」と称した部屋はある)
  • お金を自由に使えない
  • 義両親との(やりたくない)付き合い、近居、同居

などなど、枚挙にいとまがありません・・・。

これらはすべて「夫が仕事をしてくれているからえらい」「夫をたてたほうが愛される」という発想から来ていると思うんですが、その発想は上で言ったように、幻想です。

しかしこの幻想に多くの人が振り回されています。

なんだか親子のような不自由な関係ですよね。

そんな関係に甘んじている妻は多いですが、現実は、夫婦ともに立派な大人です。

自分の人生の大事な決断を、夫とはいえ他人にゆだねるのではなく、自分の頭で考えて自分の人生を生きていきましょう。

そうすることには困難もあるかもしれませんが、それも人生の醍醐味です。目をそらしてはいけません。そして、夫婦円満になる、というご褒美が待っています。

それについて詳しく書きます。

妻は夫をたてずに、自分の機嫌をうかがうべき

自分を一番大事にする

妻は夫をたてずに、どうするのかというと、自分をたてましょう。

自分がどうしたいのか。自分の機嫌をまず誰の機嫌よりも第一優先する、ということです。

夫の機嫌よりも子どもの機嫌よりも優先です。

これって、すごく簡単に思えますが、実行してみようとするとすごく難しいと思います。

しかし、妻が結婚生活において、「自分がどうなりたい」ということをはっきりさせておき、それを夫に色々な形で伝えていくことは必須です。

例えば、結婚したら、いつのまにか気づいたら妻が家事・育児のほとんどをやっていた、というケースはとても多いですが、はっきり言って、男性はあんまり何も考えてないです。

結婚したときにほわーっと「幸せだなー。これで俺も一人前だなー」とか思ってるくらい。もしくは、多少は「妻はおいしい料理とか作ってくれるんだろうなー」とか勝手に期待していることもあるでしょう。

しかし、たいていの男性は、妻を幸せにしたいと思っているので、「私が幸せになるためには、家事と育児の分担が必要」ということをきちんと説明すれば、わかってくれるはずです。

これは何も家事・育児に限定したことではなく、何に関してもそうです。

妻の立ち回り方によって、夫は変わります。

でも、これにはまず、妻が「自分がどうなりたいか」をしっかり分析して言語化できてないといけません。

これはもちろん、結婚する前あるいは結婚してすぐのほうがやりやすいので、「結婚してもう何年もたって、家事・育児の分担をお願いしてもまったく聞いてくれない」という場合には、時間がかかります。

しかし、あきらめなければ、そんな関係も変えていくことが可能です。

妻が自分のやりたいことを我慢しなければ、ハッピーでいられるので、夫もハッピーになり、夫婦円満でいられますよ。

今日から少しずつ、自分を大事にして、まずは「自分にお伺いを立てる」ということを習慣にしてみてほしいです。

「けんかをしない」のは良いことではない

「波風を立てたくない」と思って、「自分が我慢すれば丸く収まる」と考えて

何も言わない

あきらめる

という道をたどっている妻は多いです。

そして、同じような立場の友だちに愚痴を言ったり、趣味を追求したりして、自分の不満をごまかしたまま生きていく・・・

もしくは、長い間不満を貯めて、時々爆発する、というようなパターン。

これって、夫の側に立ってみても、ちょっとフェアじゃないと思いませんか。

夫婦といえど、しょせんは他人。親子だって、相手の考えていることは読めないのです。

自分のやりたいことや、思っていることは、

必ず小マメに口に出して伝えましょう。

貯めないのが大事ですよ。

「ケンカになるから嫌だ」と思うかもしれませんが、ケンカをしないのが良いことだ、とは思いません。

「ケンカをしたくない」と思っているほうが必ず譲歩することになりますから、それはどちらにとっても良いことではありません。

理想を言えば、あまり大きなケンカにならず、建設的な「話し合い」が一番ですけどね。

私もこれに関してはまだまだです。

しかし、ケンカをしないよりは、良いと思っています。

最後に

私は普段こういったことを他の人に言いませんし、ましてや、強要したり説教したりもしません。アドバイスを求められたら少し話しますが。

世の中には、「夫をたてる」ことで完璧にうまく行っていて、妻がそれに満足し、幸せなケースもあるでしょうし、それはそれで素晴らしいです。

しかし、わりと「夫をたてる」ことを色々な場面で強要させられて、不満がたまっているケースや、あきらめているケースが多いと感じます。

お互いに幸せになるために結婚をしているはずです。

夫をたてることで夫だけが社会的な成功をして、妻の人生が二の次で良い、とは私は思いません。

妻が自分の気持ちに正直に、自分を大事にしたら、逆に夫にも子どもにも良い影響があることも多いです。

今、もし少しでも不満があるなら、少しずつ、自分を大事にすることを試してみてほしいです。

ちなみに、わが夫は、この記事を面白がって読んでいますよ。

おすすめ本の紹介

最後に、お勧めの本のリンクを貼っておきます。

ベストセラーにもなった「嫌われる勇気」という本です。

これは、インパクト重視なのか、こんなタイトルがつけられているので「嫌われても大丈夫だよ」という内容の本なのか。じゃあ必要ないな。と「食わず嫌い」の人もいるだろうなぁ、と思っています。

しかし、実際に読んでみると、内容は単純に「嫌われても大丈夫」という話ではなく、それよりずっとずっと深いです。

私はこの本を3回は読みましたが、

  • 人間関係の悩みはすべて、自己責任かつ自己完結するものであること
  • 褒めるということが必ずしも良いことではないこと

をこの本で知りました。

世間では、この本で主張していることに対する反対意見もたくさんあるようです。

しかし、私がこの本を読んでから3年ほど経ちますが、色々な場面で、これは本当に真実だな、と思うことが多いです。

夫婦関係に悩んでいる方にもお勧めです。