母親の皆さんは”イクメン”という言葉にモヤモヤしたことはありませんか?
育児をするとことは親として当たり前なのに、父親が育児をするとまわりから褒められることがあります。
育児をしている妻はどれだけ頑張っても、褒められません。
日本では、育児の担当は母親ということになっていることが原因でしょう。
ぼくには2歳と3歳の娘がいます。育休を半年間とった経験があり、現在は主夫として妻と協力して育児をしています。
イクメンという言葉と、母親が育児をしても褒められない現状に疑問を感じています。
”イクメン”という言葉がどれだけおかしいか、主夫目線で説明していきますね。
母親は褒められない
パパが育児に積極的だとイクメンともてはやされるけど、ママは?
大半の家庭がパパ以上にママが育児してると思うのにママはもてはやされないっておかしい話🙄— ポコパパ(1y7m) (@pokopapa2864) December 16, 2020
父親が子育てをしていると、周囲から優しい目で見られます。しかし母親が育児をしても、誰からも褒められることはないのです。
また父親が育児をしないのは特別何も思われませんが、母親が育児を少しでもおこたると「母親としてどうなんだ?」と世間から冷たい目が向けられます。
共働きにもかかわらず、母親が育児と家事のほとんどをこなしている家庭も多いと言われています。
それでも母親はあまり褒められません。本当にひどい話ですよね。
また父親が「育児・家事は仕事より大変じゃない」と思っているケースもあります。
”育児は楽”と思っているので、子育てに対しての感謝の気持ちを妻に言わない父親も多いです。
育児をしたこともない男性からそう思われいるのは気分が悪いはずです。
イクメンという言葉で父親が調子にのる

イクメンというのは、家で何もしない夫と結婚した女性の理想の父親像です。
”イクメン”という言葉が存在する世界では、父親が育児をするだけで「良い父親」だと思ってもらえます。
そして、まわりから褒められた父親は「子育ては母親がするものだけれど、俺は優しいから、特別に手伝ってあげている」と調子にのります。
女性が男性育児を褒めると”やってもらってる感”がでるため、損をするのは女性です。
母親は、夫が育児をするのは当然であるという態度をとり、下手にでるのはやめましょう。
父親は育児をすると褒められる
ぼくが父親として子育てをしていて、実際にまわりから褒められた体験談を紹介していきます。
・父親なのに偉いわねー
抱っこ紐をつけてスーパーで買い物をしていると、
年配の女性が「子供を抱えての買い物は大変やね」と声をかけてきました。
ぼくは「別にそんなことないですよ」と返すと、
「父親なのにえらいわねー」と言われました。
父親は子供を連れて買い物をしているだけで褒められるのです。
・オムツを替えるの偉いわね
この言葉は、祖母から言われました。
祖母からすると、父親がオムツを替えるのは驚きだったようです。
・良い旦那さんやね
この言葉は妻の友達からの言葉です。
妻が遊びに行った時に、友達から「子供は誰が面倒をみているの?」と聞かれたそうです。
妻は「旦那が家で面倒をみているよ」と答えると、
「良い旦那さんやね」言われたそうです。
妻が外出中に子供と家で過ごしただけで、妻の友人から褒められました。
紹介した言葉は、母親なら言われることはないはずです。
なんとも不公平ですよね。
父親が育児をすべき理由

父親が育児をすべき理由はシンプルで、家族が1番大事な存在だからです。
仕事は就職してから退職するまでの関係ですが、家族とは死ぬまで関係は続きます。
父親が子育てをすることは、妻のストレスの軽減、つまりは家庭内の平和につながります。
父親が家庭にかまわず仕事を優先させることで妻に恨みをもたれ、将来的な夫婦関係にとって悪影響になります。
ぼくは長女が生まれた時に育休を半年間取得し、その後に退職しました。
その当時の職場は1日11時間労働で、仕事と育児の両立は難しかったので、長女が生まれたのを機に辞めることを決めました。
子供が生まれてからは、夫婦ともに働く時間を減らし、育児をこなしています。
とうぜん収入は減りましたが、お金より家族の時間の方が大切なので、後悔はいっさいしていません。
最後に

実際に、ぼくが育児をしていて褒められるのは全て女性からです。
逆に、多くの男性は口には出しませんが「父親がメインで育児をするのはおかしい」と思ってるでしょう。
”イクメンがおかしい”と思っているのは、女性だけでなく男性も同じです。
父親として育児をしてるだけなのに、男性からは悪い意味で”イクメン”と呼ばれます。
積極的に子育てをする男性の存在が貴重だから”イクメン”という言葉が生まれたのでしょうが、今後は使うことのない世の中にならなければなりません。