パート①ではカナダっぽいレストランを紹介しましたが、②では多国籍料理を選びました。
カナダは移民が多く、様々な人種が住んでいるため、いろんな国の料理を楽しむことができます。
僕が実際に食べてみて、美味しいと感じたレストランを紹介します。
バンクーバーのおすすめレストラン
LA CASITA

バンクーバーの観光名所のGastownにある、メキシコ料理レストラン。立地、外観を考えると、もろに観光客むけのレストランといった感じ。
行こうと思ったお店が、コロナの影響でテイクアウトのみの営業になっていたので、ここに入ることにした。
急に決めた店なので、料理の期待はしていなかった。観光客むけの店はオーバープライスで味が普通なことが多い。

お客さんは8割ぐらい入っていて、サーバーさんは忙しそうに働いていた。
僕たちは、メキシカンの定番のブリトーとエンチラーダスを注文。
エンチラーダスという食べ物は肉、魚、野菜などをトルティーヤにつめて、上からソースをかけた食べ物。具材やソースは店によってかなり違う。
ブリトーといえば肉、米、豆、野菜がまとめてトルティーヤで包まれているものが一般的だが、プレートタイプで注文すると、別々に盛り付けてもらえる。
注文した料理を待っている間に、トルティーヤチップスがワカモレとサルサソースと共にでてきた。お酒は注文していないのに、おつまみがでてきて少し驚いた。

日本のつきだし的な感覚で、お金は少しとられるだろうと腹をくくっていた。
このチップスは最高にうまかった。ワカモレもサルサも強すぎない味で、手が止まらない。料理が来る前にほとんど食べてしまった。

エンチラーダスを初めて食べてみた感想は、素晴らしいの一言。今までブリトーとタコスしかメキシコ料理を知らなかった自分を恥じた。
トルティーヤ包まれた鶏肉、サラダ、ご飯、フムス(ひよこ豆のペースト)、サワークリームを自分の好きなように混ぜながら食べる。鶏肉の食感を滑らかにするフムスは、いい役割をになっていた。
「エンチラーダス最高!」
「もちろんブリトーも美味しかった!」
超満足。美味いものを食べると幸せになる。
お会計が終わってレシートを見ると、トルティーヤチップスの値段が含まれていない。チマチマしていないことも、この店をおすすめする理由の1つ。
この後にメキシコ料理が好きになって、他のメキシカンレストランにも行ったのだが、ここを超える店はなかった。
Tasty Indian Bistro – Yaletown

バンクーバーの外れのデルタから、ダウンタウンに進出してきたインド料理レストラン。おしゃれエリアのイェールタウンに位置していて、インディアンレストランとは思えない外観。
僕と妻はランチを食べるために訪れた。
入り口にはホステスがいて予約確認、席への案内をしてくれる。店内のデザインは超派手。BARがあり、金の象の置物、インド女性が写っている大きなパネル、高級ラウンジのようなソファ。

「本当にインド料理屋?」と疑いたくなるような内装。
極めつけはサーバーさんのスカートの丈。短すぎる。見てはいけないと思っても見てしまう。しかもインド人女性は綺麗だ。
横に妻が座っているのに、他の女性に目がいってしまう自分のことを、まだまだ若いなと感じた。
すいません。そろそろ料理の話をします。
店は高級感があったので料理の値段は少し高いかなと思っていたが、メニューをみるとお手頃な値段だった。
定番のバターチキンカレーとPaneer Wrapを注文。Paneerとはインド周辺で食べられているチーズのこと。この店ではオンライン販売しているぐらいなので、Paneerに自信があるのだろう。

ランチのバターチキンカレーは、タンドリーチキン、豆カレー、ライス、ナンがついていてる。バターチキンカレーは間違いなく美味しい。誰が食べても美味しい味付けだった。
タンドリーチキンはパサついていなく柔らかい。豆カレーは「インドの味」という感じ。こういう本場の味みたいな料理は、異国の人が食べるとこんな風な感想になる。
ようするにあまり美味しくないということだ。僕は大学生の時に2ヶ月間インドを放浪したのだが、この豆カレーをほぼ毎日食べていた。少し昔を思い出した。

Paneer Wrapは優しい味付けで、Paneerもクセのないチーズなく、美味しく食べることができた。
派手な店内でインド料理を食べるのも悪くなかった。
お会計は2人でチップ税金込みで4000円ぐらい。かなりコスパがいいレストランで、いつもと違う環境でインド料理を食べたい人におすすめです。
Bodega on Main

科学博物館の近くのMainストリート沿いにあるスペインレストラン。
パエリアが美味しいというクチコミを見て、訪れました。
内装もヨーロッパのバル的の雰囲気で、店員どうしもスペイン語で話していた。なんちゃってスペインレストランではなさそうだ。

僕たちはもちろんパエリアを注文。いつもパエリアを頼む時は定番のトマトベースのものを頼むのだが、今回はイカ墨パエリアを注文した。
オーダーは2人前からなので、妻と僕でシェアすることにした。
「30-40分ぐらいかかるけどいい?」サーバーさんから確認があった。
だいたい本格的なパエリアの店に行くと時間がかかると言われる。日本の釜飯みたいなものだろう。
少し物足りないので、ミートボールのトマト煮も注文した。

すると、5分も経たないうちにミートボールがでてきた。
パエリアができるまでに30分ぐらい時間がある。
お酒を頼んでいたら、おつまみがわりになるのだが、お昼なので水を飲みながら小さいお皿に入っているミートボールをチマチマ食べた。
希望としてはパエリアと同じタイミングでだしてほしかった。海外では、きちんと自分の意見を言うようにしなければ。
ミートボールはホロホロでハーブの効いたトマトソースとよくあっていた。ソースが美味しかったので、パンをつけて食べるとより楽しめたと思う。
僕たちははミートボールを食べ終えてから、パエリアを待っている間にずっと話しているので待ち時間はさほど気にならないが、初デートなんかの時は地獄だろう。

イカスミパエリアはもちろん真っ黒。写真映えはしないが味は美味しかった。
値段も38ドル(約3000円)ぐらいとあって、かなりのボリューム。大きなプリプリのエビ、ムール貝、子持ちヤリイカ、アサリがどっさり入っていて、具材が際立つパエリアだった。
夫婦で口の周りに墨をつけながら食べすすめた。しかし僕たちは少食なので半分ぐらいでお腹いっぱい。
残りは持ち帰ることに。僕たちはどんなレストランに行っても、子供が食べれる料理は持ち帰っている。
子供のご飯を作る必要がなくなるので、かなり楽になる。
ここのメニューを見てみるとタパスも豊富なので、夜にお酒を食事をすこともおすすめです。
最後に
僕はカナダで飲食店を経営していた経験から言って、バンクーバーには様々な国の美味しいレストランがあります。日本人の舌に合わない料理も数多くありますが。
観光で来た人は、ステーキ、フィッシュ&チップス、クラムチャウダーなど北米っぽい料理に目がいきがちです。
しかし、せっかく多民族国家のカナダに来たのなら、色々な料理にチャレンジしてみるのも面白いかもしれません。日本よりバリエーションが多く、より本場の味に近いです。