多くの人が人生の資産形成というと、金銭面のことについて考えているでしょう。
しかし良好な対人関係を構築することも資産形成の一つです。
人生を豊かにするためには3つの要素が大切です。
- お金
- 健康
- 対人関係
の3つです。
今回は人生の大切な要素である、対人関係の重要性について説明していきます。
家族の絆・友情は重要な資産

金融資産の形成に熱心な人は多いですが、家族や友人関係の維持・構築をおろそかにしていませんか?
特に日本の家庭では
- パートナーを大事にしない
- 外ヅラだけいい
- 父親が育児に参加しない
- めんどくさいから実家に帰らない
- 兄弟・親戚と疎遠
ということもあるでしょう。
仕事などのお金に直結する人間関係の構築には力を入れますが、家族関係には無頓着という人も多くいます。
しかし家族や友達との関係は、仕事を引退した後も長く続きます。
寿命がのび、人生が長くなる時代においては、対人関係などの無形資産の構築もを豊かな人生を過ごすために重要です。
お金があっても、ご飯行く人がいない、旅行を共にする人がいない、という状態では楽しくないですからね。
1人でレストランに行くより、好きな人や友達と牛丼屋に行く方が楽しめます。
結婚している人なら、パートナーを最優先に考えるべきです。
結婚相手とは死ぬまで顔を合わせるので、一緒にいる時間を楽しく過ごすためにも、良好な関係を維持することが大切です。
ぼくの場合の人間関係の優先順位は
妻 → 親・子供 → 親戚・友達
です。
一緒に過ごす期間が長い人ほど、大切にするべきだと思っています。
子供が1番大切という親は多いですが、子供は大人になったら家を出て行きます。
人生を最大限に楽しむためには、綺麗事はぬきにして、自分の人生を豊かにする順番で、優先順位を決めることが重要です。
人間関係をよくすることは得なことだらけ

良好な人間関係を維持・構築することは
- 働く活力が湧く
- 利益のある情報を得られる
- 人脈が広がる
というメリットがあり、結果的に金銭面にも良い影響がもたらしてくれます。
働く活力が湧く
仕事の悩みを家族や友達に相談することで「また頑張ろう」と活力が湧き、前向きに仕事をこなすこなすことができます。
周りとの人間関係がいいことは、仕事にも良い影響を与え、昇進・出世につながることにもなります。
利益のある情報
親しい友達には、喜んでもらいたいので、良い情報を教えてあげたいですよね。
ぼくは、家のことはハウスメーカーに勤めている友達に聞き、金融関係については銀行勤めの友達に教えてもらっています。
ネットで調べれば、友達に聞かなくも情報を得られますが、ネットの情報は多すぎて、どれが正しいか分からないことがあります。
親しい友達からの情報は信頼でき、利益になることが多いです。
人脈が広がる
親しい友達がいることで、友達の友達、またその友達というふうに人脈が広がって行きます。
多様性に富んだ人的ネットワークは、長期的に価値を生み出すものであり、思いもよらなかった利益をもたらしてくれることもあります。
ぼくは兄と仲が良く、以前ぼくがしていた飲食店で兄は間借りカレー屋をしていました。
その時に知り合ったお客さんから、兄は居ぬき物件を紹介してもらい、立ち飲み屋をオープンすることができました。
もしぼくたち兄弟が仲が悪ければ、間借りカレーも立ち飲み屋もなかったことでしょう。
人間関係を投資と考える

良好な関係を維持・構築することは自分の未来への投資と考えるとしっくりきます。
パートナーを大事にする、子育てを頑張る、友達を連絡をとり続ける、といった投資をすることは、長く価値を生み出すものです。
しかし投資は利益をもたらすこともあれば、不利益になることもあります。
ですから、付き合う人はきちんと選別すべきです。
金銭的メリットだけでなく、一緒にいて楽しい、おもしろい、勉強になる、など自分の人生を良い方向にしてくれる人と付き合うことが大切です。
たとえ家族であっても、自分にとって何もメリットがない人とは関係を維持しようと頑張る必要はないのです。
仕方なく関係を続けることで、長く不利益を受けることになるので、きっぱりと関係を断ちましょう。
まとめ

お金にかえられない、家族の絆・友情などの無形資産を形成することは、より良い人生を目指す人にとって大事な要素です。
良好な対人関係は
- 人生の活力になる
- 利益のある情報を得られる
- 人脈が広がる
といったメリットをもたらします。
良好な関係を維持・構築することは自分の未来への投資と考え、時間をかけることで、長く利益を生み出してくれます。